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IMADR通信

IMADR通信207号

特集:コロナと世界のマイノリティ・コミュニティ

コロナ・パンデミックは世界のあらゆるマイノリティ・コミュニティを容赦なく直撃し、不均衡な影響をもたらした。今号の特集ではスリランカ、アメリカ、ドイツ、日本、そしてネパールに拠点をおくIMADR理事にこの1年半を振り返り、現状と展望について報告してもらう。日本語への翻訳はIMADR事務局が行った。


 

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特集:コロナと世界のマイノリティ・コミュニティ

 

発行:2021年8月24日

IMADR通信205号

特集:東アジアにおける人種差別とNGO

「私たちのところには人種差別はない。」そうした言説が十数年前までは支配的であった東アジア地域において、実際には存在する人種差別を可視化させ、撤廃に向けた動きを作ってきたのが市民社会運動である。韓国、香港、日本のNGOは、直面する人種差別の問題に、人種差別撤廃委員会など国連人権制度が提供するメカニズムを使って取り組んできた。
2018年にそれぞれの国が受けた人種差別撤廃委員会の審査を機に、三者は知り合い、お互いの取り組みについて語りあおうという気運が生まれた。2019年から地域会議の開催について協議し、具体的な準備が始まった矢先に新型コロナウイルス感染爆発が起きた。コロナパンデミックは人種差別により社会の周縁に追いやられているコミュニティを直撃した。なかでも、移住者コミュニティは3カ国においてもっとも深刻な影響を受けた。
当初予定の対面の会議を止めて、コロナ禍で普及したオンラインの会議(ウェビナー)に変えた。そのおかげで、3カ国だけではなく、ヨーロッパや他のアジアの都市からも関心ある人たちの参加をえた。3回シリーズのウェビナーでは、各回テーマを設定し、韓国、香港そして日本からそれぞれ問題提起を行った。本特集では、3回のウェビナーから見えてきた諸課題の総論と3カ国における人権インフラの概要、そして各回に行われたプレゼンを国別にまとめた報告を紹介する。


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特集:東アジアにおける人種差別とNGO 総論

  • 韓国からの報告
  • 香港からの報告
  • 日本からの報告
  • 出入国在留管理庁の収容政策に関する現状
  • 報告 ビジネスと人権に関する2020年国連フォーラム
  • ジュネーブ便り:世界課題のレイシャル・プロファイリング
  • 映画の紹介:『アイヌモシリ』
  • IMADRからのお知らせ
  • 発行:2021年2月16日

    IMADR通信204号

    特集:コロナ・パンデミックと制度的差別

    今年始めに起きた新型コロナウィルスの感染爆発(パンデミック)は、世界にさまざまなインパクトを与えながら今も続いている。それは社会に存在する問題を根元からゆさぶり、表面にあぶりだした。被害は大抵社会の周縁に追いやられたマイノリティコミュニティに及んでいる。この問題に焦点をあて、アメリカの黒人、インドのダリットそして日本の部落に関わる制度的差別をテーマとし、報告してもらった。


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    特集:コロナ・パンデミックと制度的差別

    発行:2020年11月11日

    IMADR通信203号

    特集:コロナ・パンデミックと市民による危機対応

    新型コロナウィルスの流行によって、社会に生きる様ざまな人の人権や生活が脅かされている。本号ではコロナ禍で深刻な影響を受けている難民申請者や移住者、労働者、そして大学生に対する支援の取り組みについて現場から報告してもらう。


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    特集:コロナ・パンデミックと市民による危機対応

     
    発行:2020年7月30日

    IMADR通信202号

    特集:災害と人権

    新型コロナウィルスによって引き起こされた混乱は、地球規模の災害とも呼べる結果を生んでいる。災害はすべての人に平等に影響を与えるのではなく、もともと弱い立場に置かれてきた人、マイノリティなど周縁化された人に最も深刻な影響をもたらす。本号では災害と人権をテーマに、災害における障害者、外国人住民そして女性が直面する問題について現場から報告してもらう。また、南アジアにおける災害とマイノリティについて、IMADRのこれまでの活動を通して考える。


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    特集:災害と人権

     
    発行:2020年5月30日

    IMADR通信201号

    特集:北京+25

    ジェンダー平等を求める女性たちの興奮が渦巻いた北京女性会議から今年で25年となる。2020年の今、日本では、夫婦別姓の法的認知を求める法廷での闘いが今も続いている。性犯罪の加害者は「暴行・脅迫」の要件に守られ、その一方で多くの被害者は声をあげることもできず、自責の念にさいなまれている。アメリカで始まった #Me Too 運動は一瞬にして世界を駆け巡った。韓国で社会現象となった「82年生まれ キム・ジョン」は日本でも大きな反響を呼び、今後、17の国・地域で出版される。そして今年3月8日の国際女性デーに、世界の女性たちはグローバル・ストライキを呼びかけている。女性の働きが歴史的に過小評価されてきたことに、「女性が止まれば世界は止まる」と声をあげる。北京女性会議から25年、世界のジェンダー平等はどうなったのだろう。この特集で考えたい。


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    特集:北京+25

     
    発行:2020年2月12日

    IMADR通信200号

    特集:狭められる市民社会スペース

    世界的に市民社会のスペースが狭められている。日本においても同様であり、それを示す状況があちこちで起きている。日本が自由権規約を批准して今年で40年たつが、現状が示しているように、国内での完全実施にはほど遠い。本号では、選挙の名を借りたヘイトスピーチ、知る権利の制限、労働者の権利の危機の問題について、現場から報告してもらう。


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    特集:狭められる市民社会スペース

     

    発行:2019年10月30日

    IMADR通信199号

    特集:障害者の権利を考える

    日本は2014年に障害者権利条約を批准した。そして2016年には障害者差別解消法が施行された。一方、障害のある人たちは今もなお、多くの困難や差別に直面している。障害者の雇用、リプロダクティブライツ(性と生殖の権利)、そして相模原市のやまゆり園事件での被害者の報道について考える。


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    特集:障害者の権利を考える

     

    発行:2019年7月30日

    IMADR通信198号

    特集:マイノリティの若者、子どもの権利

    子どもの権利委員会が2019年1月の日本審査で指摘したように、「周縁化された集団」に対する差別は、その若者や子どもたちにも深刻な影響をもたらしている。今号では、外国ルーツ、在日コリアン、そして沖縄の子どもや若者が置かれている現状と、インドのダリッドの学校教育の現状について考えてみる。


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    特集:マイノリティの若者、子どもの権利

     

    発行:2019年5月30日