パブリケーション

IMADR通信

IMADR通信 No.219

特集:ビジネスと人権・マイノリティの人権に光を

2023年7月24日から8月4日まで訪日調査をした国連ビジネスと人権作業部会の日本報告書が、人権理事会第56会期(2024年6月18日~7月12日)に提出された。6月27日には、作業部会の議長がビジネスの現場に根深いジェンダー規範が存在し、マイノリティが差別やハラスメントを経験している、独立した国内人権機関の設置が急がれると述べた。報告書の一部を以下に紹介する。特集では、訪日調査に参加した方々に、被差別部落、アイヌ民族、沖縄のPFAS(有機フッ素化合物)、移民労働者の視点から寄稿をいただいた。

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IMADR通信219号 INDEX

特集:ビジネスと人権・マイノリティの人権に光を

国連ビジネスと人権作業部会日本訪問報告<部分訳・抄訳>
ネット社会における部落差別
アイヌ民族をめぐる人権課題
沖縄における基地とPFAS汚染
移民労働と技能実習制度の問

学校現場から差別をなくす
第5回世界ダリット会議に参加して
フランスの今 ─移民反対の背景
交差性とフェミニズム─人権活動家に聞く・沖縄
日本の人権これでよいの? 国連審査から見る
報告 IMADR 第36回総会・記念講演を開催
ジュネーブ便り 国連人権高等弁務官によるミャンマー報告
NGOが出したブックレットの紹介
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発行:2024年8月9日

IMADR通信 No.218

特集:法の壁と闘う!正義と権利の実現を

尊厳と正義のための闘いの前に立ちはだかる法の壁。狭山事件から61年、第三次再審申請から18年、石川一雄さんに一刻も早い正義の実現を。優生保護法のもと行われた強制不妊の被害者に、今度は除斥期間の理屈を通そうとする法廷。家父長制に縛られ、28年間、法制審議会答申を無視して選択的夫婦別姓を拒み続ける政治。闘い続ける人びとを特集する。

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IMADR通信218号 INDEX

特集:法の壁と闘う!正義と権利の実現を

狭山事件と立ちはだかる法の壁
優生保護法問題 ─さまざまな壁を乗り越えて
選択的夫婦別姓を求めて30年 ─立法、行政、司法の不作為を問う

いまこそ国内人権機関を! 韓国の取り組みから学ぶ ─3・21集会報告
モンゴ・シュトイカーの詩集
交差性とフェミニズム ─ダリット活動家に聞く
報告「人権を実現できる日本に」集会開催
ジュネーブ便り 自由権規約 インドネシア審査と国内人権機関の参加
映画の紹介 インド映画にみる進みゆく静かな変化
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発行:2024年5月24日

IMADR通信 No.217

特集:包括的反差別法と「平等と無差別」

国連人権高等弁務官事務所がEqual Rights Trust と共同で出した「包括的反差別法制定のための実践ガイド」を昨年、IMADRは日本語に訳して発表した。290ページに及ぶ実践ガイドを貫いている「平等と無差別に対する権利」に関する議論を、実践ガイドのイントロダクションから抜粋して紹介する。

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IMADR通信217号 INDEX

特集:包括的反差別法と「平等と無差別」

連載「抗するを考える」④
報告 CEDAW審査に向けた団体ヒアリング
世界はなぜイスラエルによるジェノサイドを止めることができずにいるのか?
報告 「国連『包括的反差別法制定のための実践ガイド』を日本で広めよう」
報告 世界人権宣言75周年記念 院内集会
ジュネーブ便り〜人種差別撤廃委員会と移住労働者の権利委員会による共同一般的意見〜
映画の紹介『オッペンハイマー』
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IMADR通信 No.216

MADR通信216号の表紙 黄色を基調とした背景 中央に特集タイトル『包括的反差別法を世界のトレンドに』の記載がある 左下に目次の記載がある

特集:包括的反差別法を世界のトレンドに

近年、差別はよりあからさまになり、深刻になってきた。世界では、差別に起因する広範囲な人権侵害が紛争や戦争につながっている。2023年は、すべての人の尊厳と平等を謳った世界人権宣言の採択から75年目である。しかし、現実はその理念に追いついていない。人権や平等に対するバックラッシュはエスカレートしている。特にそうした攻撃の矛先は真っ先にマイノリティに向けられる。そうした状況を鑑み、2022年末、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)と英国NGOのEqual Rights Trust(ERT)は、すでにある人権宣言、人権条約、実施のための仕組みに関する情報と、世界の各地域や国における法律や実践例の情報を集め、多数の専門家の英知を動員し、「包括的反差別法制定のための実践ガイド」を作成した。国連全加盟国が包括的に差別に対処する制度を国内で確立するために、その導き手となる重要なガイドである。

この実践ガイドは、立法者や法律家、行政を預かる人、そして、私たち人権NGOを含む社会のさまざまな人びとに向けて作られたもので、「差別のない平等な社会の実現」がなぜ求められるのか、実現のためには何が必要になるのかを示している。

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IMADR通信216号 INDEX

特集:包括的反差別法を世界のトレンドに
日本に絶対必要な包括的反差別法制
実践ガイド作成に至る経緯と目的
実践ガイドに書かれていること
質疑応答

髪質・髪色はひとつじゃない、あらゆる生徒の髪が尊重される学校への変革
連載「抗するを考える」③
報告 第32回ヒューマンライツセミナー
ジュネーブ便り〜国連人権理事会 理事国選挙〜
本の紹介『現代世界と人権27「戸籍」人権の視点から考える』
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IMADR通信 No.215

IMADR通信215号の表紙。 水色を基調とした表紙にテキストが入っている。 中央に特集タイトル「関東大震災と朝鮮人・中国人虐殺〜100年を経て」と記載されている。

特集:関東大震災と朝鮮人・中国人虐殺〜100年を経て

大震災の混乱のなか、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などの流言が飛びかい、数千人に及ぶ朝鮮人、中国人、そう「見なされた」被差別部落民を含む日本人が関東一円で殺された。日本はこの歴史に向き会ってきたのか?世代を越えて伝えてきたのか?否である。今も地震の後に同類のフェイクニュースが流されている。ヘイトスピーチがヘイトクライムへと形を変えている。100年を機に今考える。

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IMADR通信215号 INDEX

特集:関東大震災と朝鮮人・中国人虐殺〜100年を経て
私たちは何をなすべきか
75年の記憶—ロマと非ロマの若者 忘却に抗う
歴史を引き受ける若者たち

良心の場所—記憶、真実そして正義
報告 第35回総会・記念講演
連載「抗するを考える」②
被爆二世運動の現状と課題
ジュネーブ便り〜人種差別撤廃委員会109会期から〜
本の紹介『ロマ民族の口述伝承—童話・笑話・怪談・猥談・物語』
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IMADR通信 No.214

IMADR通信214号の表紙。薄緑色。

特集:子どもの権利を守るために

今年4月、こども家庭庁が創設された。そのHPには、「こどもがまんなかの社会を実現するために」という言葉が躍っている。
では、いまどのような子どもたちが「まんなか」にいないのか、その子どもたちが「まんなか」の社会を実現するための課題は何か。
子どもの権利を守るために必要なことは何か、困難を強いられている子どもたちに関わっている方々の声を通して考える。

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IMADR通信214号 INDEX

特集:子どもの権利を守るために
子どもの権利の国際基準・日本における課題
高校無償化の対象から外された高校生たち—仮放免高校生奨学金プロジェクト
「誰でもおいで〜」学校の朝ごはんやさん

報告 国際人種差別撤廃デー 院内集会「もう待ったなし。—国際社会と日本の人権ギャップ」
連載 「抗する」を考える①
「ヘイトスピーチ、許さない。」賛同署名を提出
国連人権理事会UPR日本審査
ジュネーブ便り:国内人権機関の早期創設が求められる日本
◦本の紹介:ちょっと気になる近刊書
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発行:2023年5月10日

IMADR通信 No.213

特集:自由権審査が示すもの-SOGI・難民・在日コリアン

前号に続き再び自由権の日本審査にスポットをあてる。
今号では、性的指向・性自認、難民保護、在日コリアンの市民的・政治的権利、これらの課題に関して出された勧告の意義とあるべき制度について、市民社会の一員として審査に関わられた方々に寄稿していただく。

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IMADR通信213号 INDEX

特集:自由権規約審査-勧告を振り返るSOGI・難民・在日コリアン
性的指向・性自認に関する勧告
難民保護の現状と課題
在日コリアンの参政権についての懸念・勧告

◦不可視化に抗するために—100年前の部落女性は何を伝えようとしたか③
「ヘイトスピーチ、許さない。」署名キャンペーンを実施
IMADR連続講座『戸籍』人権の視点から考える 報告
日本の人権レポート2023
ジュネーブ便り:人種差別撤廃委員会108会期
映画の紹介:スタッフの気になる映画
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発行:2023年2月7日

IMADR通信 No.212

特集:ヘイトクライムに対抗する

ヘイトスピーチ・ヘイトクライムのまん延を止めなければならない。
京都ウトロ地区の民家やコリア国際学園に対する放火事件も記憶に新しいが、9月には、朝鮮民主主義人民共和国によるミサイル発射を契機として、ネット上ではヘイトスピーチが溢れ、東京のJR赤羽駅では差別落書きが描かれるなど、差別は深刻さを増している。
今号では、現在の問題、清算すべき過去、そして国際的な議論を紹介し、どのようにヘイトクライムに対抗するのか考える。

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IMADR通信212号 INDEX

    発行:2022年12月1日

IMADR通信 No.211

特集:「先住民族の権利—続く植民地主義との闘い」

    豪のNGO・Creative Spirits によれば、侵略者に盗掘されたアボリジニの遺骨は、英・米・仏・独など世界の博物館に保管されており、その数は現在1000体を越える。英がアボリジニの遺骨の返還を始めたのは1990年で、これまで1150体が返された。豪国内の博物館には約1万体の遺骨が保管されており、内、7280体が返還手続き中である。

    国連先住民族の権利宣言は遺骨の返還を定めている。世界の先住民族は遺骨を返せ!と声をあげてきた。日本ではアイヌ民族と琉球民族が法に訴えた。日本政府は琉球を先住民族と認め、遺骨返還の権利を支持すべきだ。
    今号は先住民族と盗まれた遺骨の返還について考える。

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IMADR通信211号 INDEX

    発行:2022年8月9日

IMADR通信 No.210

特集:コロナ禍における外国人の医療アクセス

IMADR通信では今までも数回に渡って、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって悪化した、あるいは以前にも増して顕在化することになった差別の状況を扱ってきた。コロナ・パンデミックが始まってから2年以上が経過しているが、収束の兆しは見えず、コロナウイルスの影響は日常化している。

今回の特集では、コロナ・パンデミック下の日本おける外国人の医療アクセスについて取り上げる。制度的、言語的な問題など日本に住む外国人の医療アクセスには多くの問題がある。この2年間で脆弱な立場に置かれている外国人の問題が改めて顕在化したが、これは連続的な問題であるということも忘れてはならない。

長期化するパンデミックの影響の下で、外国人の医療アクセスの実態はどのような様相を呈しているのか、現場で精力的に活動されている支援者の方がたから報告してもらう。

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IMADR通信210号 INDEX

    発行:2022年5月18日