IMADR通信
NEWS LETTER
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No.182
特集:マイノリティの声――ストップ レイシズム ヘイト・スピーチ!
日本のレイシズム、ヘイト・スピーチが止まらない。その深刻な実態と提言を伝えようと、人種差別撤廃NGOネットワークに連なる人びとが、在日外国大使館関係者、国会議員等を招いて3月18日に院内集会を開催した。この声に連なり、ストップ レイシズム! ストップ ヘイト・スピーチ!
日本のレイシズム、ヘイト・スピーチが止まらない。その深刻な実態と提言を伝えようと、人種差別撤廃NGOネットワークに連なる人びとが、在日外国大使館関係者、国会議員等を招いて3月18日に院内集会を開催した。この声に連なり、ストップ レイシズム! ストップ ヘイト・スピーチ!
目次
- 朝鮮学校の生徒たちにも教育権の保障を!
- 保護者の立場から 国による一貫した朝鮮学校差別がヘイト・スピーチを助長
- 現行法で対処できない在日コリアンへのヘイト・スピーチ 一刻も早く立法を
- 結婚差別を乗り越えて
- アイヌ民族の歴史や言語、文化を学ぶ教育を
- 日本における琉球民族に対する差別
- 在日ブラジル人労働者とその子どもの教育を巡る状況
- 移住女性に対する暴力DV―被害者の証言
- 直ちに人種差別撤廃基本法整備を
- インド ダリットの青少年と女性のエンパワメントプロジェクト活動報告概要
- ネパール大地震 フェミニストダリット協会による救援活動報告
- マケドニア共和国「ロマの街」シュトカのNGO〈アンブレラ〉による就学前教育
- ジュネーブ便り:揺れるスリランカと国連人権理事会
- 会員ひろば:自治体による定住外国人の人権施策が大きく後退
- 本の紹介: 『続 アボジがこえた海』
- IMADRからのおしらせ
発行:2015年5月25日
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No.181
特集:障害のある女性の複合差別
日本は2014年1月に障害者権利条約を批准した。この条約には、障害のある女性が複合的な差別を受けていることを国が認め、立法的、行政的措置をとることを規定している。条約批准にあたっての国内法制度の整備の過程で、障害のある女性たちは何を訴え、どこまでその声は反映されたのか。2016年4月に施行される障害者差別解消法に求められることを含めて、今私たちの社会に求められていることを共に考えたい。
日本は2014年1月に障害者権利条約を批准した。この条約には、障害のある女性が複合的な差別を受けていることを国が認め、立法的、行政的措置をとることを規定している。条約批准にあたっての国内法制度の整備の過程で、障害のある女性たちは何を訴え、どこまでその声は反映されたのか。2016年4月に施行される障害者差別解消法に求められることを含めて、今私たちの社会に求められていることを共に考えたい。
目次
- 障害のある女性にとっての複合差別
- 障害のある女性が直面する現実と私たちが求める政策
- 障害のある女性たちの取りくみから学ぶこと
- 女性差別撤廃委員会での複合差別に関する議論の進展と日本
- 障害者権利条約と障害者差別解消法が拓く未来不特定多数に対するヘイト
- スピーチの被害 ― 実態調査でわかったこと
- 性産業のはざまで ― 貧困や経験不足、関係性のなさにつけこんだ若年性の人身取引
- ジュネーブ便り:「息ができない」アメリカ合衆国の司法における人種差別
- 本の紹介:『やる気とか元気がでる鉛筆ポスター』
- 活動の現場から:ビジネスと人権「ワンストップセンター」
- IMADRからのお知らせ
発行:2015年3月25日
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No.180
特集:先住民族世界会議と日本の先住民族の未来
2014年9月22・23日に、ニューヨークの国連本部で先住民族世界会議が開催された。世界会議では、国連を舞台にした30年以上に渡る先住民族権利運動の成果が整理され、取り組みの強化が謳われた。一方国内では、日本政府が2008年にアイヌ民族を先住民族と認めて一定の取り組みを行なっているにも関わらず、札幌市議が「アイヌ民族なんて、いまはもういない」とツイッターで発言する問題などが起こっている。また、日本政府は沖縄の人びとを先住民族と認めていないが、今回の世界会議には、国連から琉球民族への招待があった他、糸数慶子参議院議員も琉球民族として会議に参加した。この特集では、世界会議に参加された方々の報告を中心に、先住民族の未来を考え、今日本に求められているのは何かを考えたい。
2014年9月22・23日に、ニューヨークの国連本部で先住民族世界会議が開催された。世界会議では、国連を舞台にした30年以上に渡る先住民族権利運動の成果が整理され、取り組みの強化が謳われた。一方国内では、日本政府が2008年にアイヌ民族を先住民族と認めて一定の取り組みを行なっているにも関わらず、札幌市議が「アイヌ民族なんて、いまはもういない」とツイッターで発言する問題などが起こっている。また、日本政府は沖縄の人びとを先住民族と認めていないが、今回の世界会議には、国連から琉球民族への招待があった他、糸数慶子参議院議員も琉球民族として会議に参加した。この特集では、世界会議に参加された方々の報告を中心に、先住民族の未来を考え、今日本に求められているのは何かを考えたい。
目次
- 先住民族世界会議で何が議論されたのか― 成果文書の概要と解説
- 北海道アイヌ協会の阿部一司副理事長へのインタビュー
- 先住民族世界会議 参加報告-琉球・沖縄から
- 世界会議を受けて日本の先住民族政策の未来を考えるチャシ・アン・カラの会
- 集いの場づくりを目指す首都圏アイヌの自立運動講演報告
- 「世界はヘイトスピーチと闘う」― ソーンベリー元国連人種差別撤廃委員
- FEDO活動報告:ダリット女性に対する暴力の削減をめざして
- ジュネーブ便り:マイノリティへの暴力と残虐行為の予防と対応
- 本の紹介:『人権は二つの顔をもつ』
- 活動の現場から:人身売買問題を訴える
- IMADRからのお知らせ
発行:2014年12月25日