課題と活動
包括的反差別法
COMPREHENSIVE ANTI-DISCRIMINATION LEGISLATION
2022年12月、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)とEqual Rights Trust(英国の人権NGO)は共同で「包括的反差別法制定のための実践ガイド」を発行し、2023年11月、IMADRはその日本語版を発行しました。差別との闘いは世界の共通課題です。社会の構造に組み込まれた差別への対応には、禁止法の制定をはじめ、それを補完するための法律、制度、スキーム、教育などさまざまな仕組みが必要です。個別の差別問題に対応した法律しかない現在の日本において、今求められるのは包括的な反差別法です。国連がタイムリーに発行したこの実践ガイドは、日本をはじめ世界の国々の無差別平等実現の取り組みの優れた水先案内となります。