菅原智恵美(日之出よみかき教室/大阪市立大学大学院博士後期課程) はじめに 大阪市内には被差別部落(以下、部落)における識字教室が現在12学級(20教室)(1)ある。私は2000年からそのなかのひとつである「日之出よみ…
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棚田洋平(たなだ ようへい) 一般社団法人 部落解放・人権研究所 研究員 1. 日本の「識字」 日本において識字問題は長らく不問に付されてきた。1964年、ユネスコによる識字に関する調査に対して、文部省(当…
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カースト制度に基づくダリットに対する差別が根強く残るインドやネパールなどでは、識字の問題は子どもたちの学校での教育の問題と直結している。教育を受けることができなかったために文字の読み書きができない成人は、例えばネパールで…
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白根大輔(しらね だいすけ) CCPRセンターアジア太平洋コーディネーター 今年2月、ネパールのあるダリットの村を訪れる機会があった。1月末にネパールの首都、カトマンドゥで南アジア地域(インド、ネパール、バングラデシュ…
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友永健三(ともなが けんぞう) 反差別国際運動 顧問 《安田識字基金の概要》 安田識字基金は2005年5月に創設されました。これは、安田信託銀行(現みずほ信託銀行)の公益団体であった安田和風会が1991年12月から実施…
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菅原智恵美(日之出よみかき教室/大阪市立大学大学院博士後期課程) はじめに 大阪市内には被差別部落(以下、部落)における識字教室が現在12学級(20教室)(1)ある。私は2000年からそのなかのひとつである「日之出よみ…
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棚田洋平(たなだ ようへい) 一般社団法人 部落解放・人権研究所 研究員 1. 日本の「識字」 日本において識字問題は長らく不問に付されてきた。1964年、ユネスコによる識字に関する調査に対して、文部省(当時)は「日本で…
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カナダ在住の玉置育子さんは、戦前和歌山からカナダに移住した大叔母をもつ。その大叔母の軌跡をたどって行くなか、玉置さんは日系移民の過酷な歴史を知ることになった。それがきっかけとなり、現在、バンクーバーのカナダ日系博物館・文…
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小松 泰介(こまつたいすけ) IMADRジュネーブ事務所、国連アドボカシー担当 今年のジュネーブの夏は雨が多く、例年と比べても冷夏だった。8月には長袖が必要なほど涼しくなり、人びとはいつもより短い夏を惜しんでいた。日本で…
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2014年7月3日に開催した第23回ヒューマンライツセミナー「しきじのいま、そしてこれから-世界・日本」は400人以上の参加を得ることができた。基調報告者である大阪教育大学の森実さんの報告の概要をここに紹介する。 森 実…
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4条に準拠した立法措置 10.締約国の4条(a)(b)項の留保の撤回あるいはその範囲の縮減を求めた委員会の勧告に関して締約国が述べた見解および理由に留意するものの、委員会は締約国がその留保を維持するという決定を遺憾に思う…
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大曲 由起子(おおまがりゆきこ) 移住労働者と連帯する全国ネットワーク はじめに 移住連で取りまとめたNGOレポートでは、外国人の人権に関する10項目を取りあげた。 ここでは、具体的な勧告に至った人身取引、技能実習制度、…
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和田 献一(わだけんいち) 部落解放同盟中央執行委員 日本は1965年に国連で人種差別撤廃条約が採択されてから30年も遅れて、1995年に条約に加入し、「あらゆる形態の人種的差別との闘いに貢献する」ことを国際社会に約束し…
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永井 文也(ながいふみや) 市民外交センター 始めに 今年2014年は、日本を含む世界の先住民族にとって、 第2期「先住民族国際10年」の最終年に当たる節目の年である。今期(第85会期)の人種差別撤廃委員会(以下、CER…
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渡辺 美奈 アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)事務局長 6年ぶりの審査 2014年7月15日-16日、第111会期の自由権規約委員会は、締約国日本の審査を実施した。日本軍「慰安婦」問題は、19…
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