1月27日のホロコースト犠牲者を想起する国際デーを記念し、1月26日にジュネーブの欧州国連本部で「ロマとシンティに対するホロコースト―そしてヨーロッパにおける今日の人種主義」(EU主催)と題したパネル展のオープニング式典がありました。
IMADRのパートナー団体であるドイツ・スィンティ・ロマ中央委員会が作成したパネルが展示され、同委員会議長のロマニ・ローゼ氏(IMADR理事でもある)がオープニング・スピーチを行いました。
ローゼ氏は人種差別の根絶のための歴史教育の役割と中央委員会の取り組みを紹介し、「人権の根幹を脅かすポピュリズム、ナショナリズム、過激主義に対して連帯することが重要だ」と強調してスピーチを締めくくりました。
なお、1月27日は72年前の1945年同日にアウシュヴィッツ強制収容所がソ連軍により解放された日です。
◆◆◆ アウシュヴィッツ国立博物館で常設展示されている「ナチス体制下におけるスィンティとロマの大量虐殺」の
展示物の日本語版カタログ(2010年IMADR発行)をぜひお手にとってご閲ください。
詳しくは → https://imadr.net/books/other_books_nazis/