国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)の日本審査を中心にした実践的な国際人権プログラムで活動をしながら学びたい人を募集します!
<原田伴彦記念基金 2015年度国際人権人材養成派遣事業・募集を開始しました 締切8月31日>
募集要項
原田伴彦記念基金は、事業の一環として、1987年度以降、若手の研究者や活動家に国連の人権活動から学んでもらうために、スイス・ジュネーブへ国際人権人材要請派遣事業を実施し、国連人権理事会や人種差別撤廃委員会に派遣してきました。
2016年2月に国連の女性差別撤廃委員会の日本審査が行われることから、今年度は、国際人権を学ぶだけでなく、それを日本のマイノリティの女性の人権状況の改善のためにどう活用できるのかを焦点の一つにして、国連審査の実践的な活用に関わることができるような事業内容としています。原田伴彦記念基金からの委託を受け、反差別国際運動(IMADR)が事業を実施します。詳細は以下の通りです。
国際人権に関心があり、国内のマイノリティの人権課題に関わっていく意欲のある方の応募をお待ちしています。
1,事業名・・・原田伴彦記念基金国際人権人材養成派遣事業
2,趣旨・・・日本に在住する活動家、研究者に国際人権の実践活用に関わってもらうことで、国際人権に関する人権活動家、研究者を育成するための一助にする。とりわけマイノリティの課題に取り組んでいく意欲がある人で、当基金での派遣を必要としている人材を育成する。
3, 実施団体・・・反差別国際運動(IMADR)
該当者をインターンとして受け入れる。
4,実施時期および活動内容
2016年2月後半 1~2週間程度 ジュネーブに滞在し、国連女性差別撤廃委員会日本審査に関して事前の委員会への働きかけや、諸準備に参加。
事前研修として、国内での審査に向けた活動(文書作成補助、集会など)に参加。
(2015年11月から2016年2月、活動頻度は少ない)
事後研修として、審査による勧告をもとにした集会や、報告書作成などに関する活動に参加。
(2016年3~5月 本人の関心や能力に応じて、動画での発信等も考えられる。)
5,経費・・・ジュネーブへの派遣や国内交通費等、上記活動等の経費は、原田伴彦記念基金からIMADRを介して費用負担がなされるため、本人の経済的負担はありません。
6,募集期間・・・2015年7月1日(水)~2015年8月31日(月)
7,募集人数・・・1名
8,申し込み・・・①略歴、②応募にあたっての決意2000字程度、を共に日本語と英語で提出する(応募された書類については、派遣決定の有無に関わらず返送いたしません。同時に、それら書類を選考以外の目的で使用することはありません)。
9,必要条件・・・以下の条件を満たしていること。
①国際人権についての基礎的な理解
②英語力(女性差別撤廃委員会でのやりとりが理解できる程度)
③被差別部落、アイヌ、在日コリアン、沖縄の女性が直面する状況や課題への関心。関連活動への参加経験があれば、なお可。
④推薦者2名(簡単な推薦状が必要)
10,申込方法
・電子メールまたは郵送
① 電子メールのアドレス yhara[at]imadr.org
件名に「2015年度原田基金国際人権人材養成事業」と明記
※[ ]をとり、atを@に変更して送信ください。
② 郵便の場合の送付先 〒104-0042 東京都中央区入船1-7-1
松本治一郎記念会館6F 反差別国際運動
原田基金国際人権人材養成事業 宛
11,選考方法
反差別国際運動(IMADR)の関係者で選考する。
その後、本人に実施団体(IMADR)から活動内容等を本人に説明し、双方合意の上で決定。
12,通知
2015年9月20日(日)までに、選考結果を通知する。
13,派遣された後の条件
部落解放・人権研究所および反差別国際運動の機関紙あるいは雑誌等への報告文寄稿。(詳細は後日通知します。なお、原稿料はお支払いしません。)
14,問合せ先
反差別国際運動(IMADR) 事務局長 原 由利子
yhara[at]imadr.org
※[ ]をとり、atを@に変更して送信ください。
*なお、マイノリティ女性に関するIMADRの取り組みは、以下をご覧ください。
https://imadr.net/activity/minority/