4月20日、IMADR共同代表の二マルカ・フェルナンドが、ヒューライツ大阪とIMADRが主催するセミナーで標題の報告を行いました。2009年に26年続いた内戦が終わり、スリランカ社会は大きな転換期を迎えました。未だ責任が明らかにされていない戦争犯罪や重大な人権侵害、行方が分からないままになっている数万人に及ぶ強制失踪の被害者、多民族が共生する社会に向けた再構築、内戦で疲弊し尽くした戦地周辺の住民、とりわけ単身になった女性たちの生活再建の問題など、課題は山積です。2005年に大統領の座につき、正義と人権を求める市民を弾圧したラジャパクサ政権が2015年に幕をおろしたあと、民主的な空間がスリランカに戻り、ようやく自由にものが言えるようになったことを二マルカ・フェルナンドは繰り返し強調しました。
そうした状況下、IMADRアジア委員会が連合「愛のカンパ」の支援で取り組む単身女性のための生計プロジェクトやエンパワメントのためのトレーニングについて、
スライドや動画を上映しながら報告をしました。
このプロジェクトについては「スリランカ2016年報告」https://imadr.net/srilanka_project_2016/ をご参照ください。