本日、12月1日から8日まで、表現の自由に関する国連特別報告者デイビット・ケイさんが日本を公式訪問・調査する予定でしたが、日本政府からの直前の要請により事実上中止となりました。
今回の公式訪問では、特定秘密保護法、メディアによる取材報道の自由、知る権利など、表現の自由が懸念されている事柄について、特別報告者が政府と民間への聞き取りを行ない、改善すべき事柄を勧告を含む形で示し、来年国連に報告書として提出する予定でした。
日本政府は10月に特別報告者の公式訪問を正式に受け入れていたにも関わらず、訪問直前の11月13日に突然、訪問を来年秋に延期するよう特別報告者に連絡しました。
これは事実上の中止を意味します。そのため、日本政府に対して、この公式訪問を来年前半中のできるだけ早い時期に実現することなどを求めるNGO共同要請書を11月25日に提出しました。