国連

国連人権アップデート No. 43 スポーツにおけるレイシズム/ 国連人権基金が後押しする先住民族の声

2026.07.29

 「スポーツは、包摂、平等、社会的結束を促進する力がある一方、社会における構造的なレイシズムや人種差別のパターンを反映し、再生産し続けています」とレイシズムに関する特別報告者のアシュウィニK.P.は、人権理事会に提出した報告書で述べました。
 報告書は、貧困、紛争、周縁化された人種・民族グループにとって、不利な参加資格規定、選出者の不足、ステレオタイプが、いかに大きな障壁になっているかを強調し、「スポーツへの参加は依然として不平等です」と述べました。また、報告書は、オフライン・オンライン問わず、選手やファンを標的としたヘイトスピーチや暴言を含む人種差別的な事件を記録しています。各国に対し、差別を禁止し、ヘイトスピーチと闘い、説明責任を確保することによって、誰もが公平にスポーツに参加できるようにすることを促しました。また、スポーツ組織、民間機関、市民社会に対し、多様性を促進し、安全対策を強化し、包摂的なガバナンスの実現に取り組むよう求めました。
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【全文】From stadiums to boardrooms, racism remains pervasive in sport: UN expert

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 4月20日〜5月1日、第25回国連先住民族問題に関する常設フォーラムが、紛争時を含む先住民族の健康の権利をテーマにニューヨークで開催されました。国連先住民族に関する任意拠出基金の支援を受け、同フォーラムに参加したフィリピンのオブ・マヌブ族の若者リーダーであるアナ・ジェッサ・メイ・クリソストモは、先住民族にとって健康とは、単に病気がない状態を意味するものではなく、先祖伝来の土地、文化、アイデンティティ、精神性、そして自己決定権と深く結びついていると述べました。
 こうした視点は、先住民族の代表がこうした場に参加をして初めて認知されますが、それまでの道のりは容易ではありません。国連人権の先住民族フェローシップ修了生で、メキシコのナワ族の障がい女性のオルガ・モントゥファール・コントレラスは、「私たち、障がいのある先住民族が、初めて常設フォーラムに参加した時に、先住民族のリーダーたちは、これまで私たちのことを十分考慮に入れていなかったことに気づきました」と振り返ります。「意味のある参加は、すでに資源やネットワーク、認知を得ている人だけに開かれていてはいけません。国際的な場が先住民族の現実を反映するには、複合的で交差的な障壁に直面している人びとを包摂する必要があります」と国連人権のエルナン・バレスは述べました。

【全文】A UN Human Rights Fund supports Indigenous leaders where global decisions are made