IMADR-JCも参加している「狭山事件の再審を求める市民集会実行委員会」主催の市民集会が10月31日に開催されますので、以下の通りご案内します。
半世紀以上も無実を叫びつづけている人がいます。石川一雄さん(75歳)です。1963年5月1日に埼玉県狭山市で起きた女子高校生殺害事件、いわゆる狭山事件で犯人とされた石川さんは、無実を訴え続け、再審(裁判のやり直し)を求めています。石川さんは31年7ヶ月もの獄中生活を余儀なくされ、仮出獄後も、「わたしはやっていない」と、えん罪を訴え、3回目の再審請求を東京高裁に申し立てています。
今年3月静岡地裁は袴田事件の再審開始を決定し、48年も獄にあった袴田さんが釈放されました。「犯行着衣」として最大の有罪証拠とされた衣類は警察が後日つくりあげた証拠、ねつ造だと裁判所は断じました。その根拠はこの衣類のサイズが袴田さんにあわないことを最初から警察が知っていたことが、隠されていた証拠の開示でわかったことでした。その後も「不見当」と言っていた写真ネガを出してくるなど検察の証拠隠しが問題となっています。足利事件、布川事件でも証拠開示と鑑定人尋問などの事実調べが再審無罪のカギとなりました。狭山事件でも、証拠開示でつぎつぎと無実の新証拠が発見されています。有罪判決から40年になりますが、1度も事実調べがおこなわれていません!わたしたちは、冤罪・狭山事件の公正な裁判、証拠開示と事実調べがおこなわれ、一日も早く再審が開始されるよう求めて集会を開催します。ぜひご参加ください。
■日時:10月31日 13:00~14:40
■場所:日比谷野外音楽堂(日比谷公会堂すぐ横)
■最寄駅:JR・地下鉄「霞が関駅」
https://hibiya-kokaido.com/image/map-d.jpg
■問い合わせ:
狭山事件の再審を求める市民の会
(代表 庭山英雄・事務局長 鎌田慧)
https://www.sayama-case.com/
TEL&FAX.042-495-7739 TEL.03-6280-3360
チラシはこちらからダウンロードできます。