11月2日に、院内集会「今こそ人種差別撤廃基本法の実現を」Part6が参議院議員会館で行われました。(主催:外国人人権法連絡会、ERDネット、他)
師岡康子さん(弁護士、外国人人権法連絡会)は、ヘイトスピーチ解消法の実効化について報告しました。国及び地方の取り組みや解消法成立後のヘイトスピーチの現状について分析し、 今後の課題として解消法の具体化を要求する取組みや基本法制定が重要であると強調しました。
ハン・トンヒョンさん(日本映画大学教員)は、インターネット上におけるヘイトスピーチの状況について報告しました。法務省の外国人住民アンケート調査による差別の現状を分析し、デマや決めつけのテンプレート拡散の被害が大きくなっている点について問題提起をしました。
鈴木江理子さん(国士舘大学教員)は、上記の法務省調査結果により外国人が様々な差別を受けているにもかかわらず、ホスト国である日本社会が外国人差別に対して無知・無関心であり、対策や取組みも不十分であると問題提起をしました。
最後に、人種差別撤廃基本法の実現を求める集会アピールが読み上げられ、参加者の拍手で採択されました。(アピール文はこちらから)
集会は国会議員8人および一般の方々80人の参加をえて終了しました。