2016年8月15・16日、ジュネーブにある人種差別撤廃委員会(CERD)は締約国であるスリランカの報告書を審査しました。今回のCERD審査に市民社会組織として関わったIMADRは、審査による勧告を受け、国際世論に向けたプレスリリースを発表しました。(英語pdf 日本語pdf)
30年に及ぶ内戦が続いたスリランカにとって、今回は15年ぶりのCERD審査となりました。長年スリランカの平和と人権のために身を投じてきた二マルカ・フェルナンドIMADR共同代表理事は、CERDが勧告として明確に促しているように、現在起草中の新憲法に、内戦の根本的な原因となった宗教および民族的対立の再燃を防き、人権と平和を保障し、差別撤廃を確立させる条文が入ることを強く求めています。IMADRはこれらの勧告が実施されるよう、今後もスリランカ国内の人権をめぐる動きをモニターしていきます。