COVID-19(新型コロナウイルス)の感染が拡大するなか、 国際ダリット連帯ネットワーク(IDSN)は、 救援、保健サービスおよび意識啓発の取り組みについて、 カースト、民族、宗教、性的指向、障害その他の要因にかかわらず、すべての人にとって包摂的かつアクセス可能なものとすることを求める声明を発表しました。
これまで、洪水、旱魃、地震のような多数の災害に関連して、救援活動の際に差別が行なわれてきたことをIDSNは記録してきました。 ダリットは、根深いスティグマと差別のために、取り残され、救援物資を公正に配分されませんでした。
ダリットは自宅で清潔な水や衛生設備にアクセスできないことが多く、また過密な空間で生活していることが多いなどの理由から、COVID-19への感染について特にリスクが高くなる可能性があります。声明には、COVID-19に関連する保健ケア、救援および経済的補償への平等なアクセスを確保するための取り組みの計画と実施を進めるにあたって、ダリット・コミュニティ、ダリット代表および市民社会組織と協議し包摂を図ること、など8つの勧告も含まれています。
声明の英語文はこちら