職場で求められる人としての尊厳
―外国人技能実習制度と労働法制の改定問題から考える
「外国人だったらこの位の手当てでも?」「うちは『ブラック』企業?」
私たちの働く場、働き方には大きな変化が起きています。
日本は80年代のバブル期、海外から移住労働者を非正規に受け入れることで労働力不足を乗り切りました。90年代は日系人労働者を受け入れ、さらに外国人研修・技能実習制度をつくり、「安価な労働力」を第一次産業や中小企業に「提供」し、経済を下支えしてきました。長時間労働や賃金未払いなど、労働関連法違反は後を絶たず、国連からは人身売買の温床として抜本的改革を厳しく勧告され続けています。にもかかわらず、オリンピックにむけて労働力不足を補おうと、政府はこの制度の拡大を決定しました。
軌を一にして、「残業代ゼロ・金銭解決で解雇は自由・限定正社員制度・生涯派遣労働」などということが現実になりかねない労働法制の改悪が進んでいます。
人がもののように扱われ切り売りされる社会はどうなるか、人としての尊厳をもって共につくる職場とは。今、企業や職場に、そして働く人に求められているものは何か。現場を走りぬいてきた専門家と共に考えたいと思います。
■日時 2015年9月9日(水)午後1時00分~4時00分
■会場 銀座ブロッサム ホール
東京都中央区銀座2-15-6(中央会館)
TEL 03-3542-8585
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■内容
講演1 今進む外国人労働者受け入れ 外国人技能実習制度が私たちに与える影響
鳥井一平さん(全統一労働組合副委員長、移住労働者と連帯する全国ネットワーク事務局長)
講演2 過労死問題と労働法制の改悪が問うていること
川人 博さん(弁護士、川人法律事務所、過労死弁護団全国連絡会議幹事長)
質疑を中心とした討議――職場で求められる人としての尊厳
コーディネーター:飯田勝泰さん(東京労働安全センター常務理事兼事務局長)
川人博さん、鳥井一平さん
■参加・資料代 3,500円(セミナー冊子代1500円含む)
■主催 第24回ヒューマンライツセミナー実行委員会
■連絡先 実行委員会事務局 反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)
〒104-0042 東京都中央区入船1-7-1 6階 Eメール:event@imadr.org
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