10月10日、欧州議会(EP)は、「カーストに基づく差別」に関する決議を採択しました。
決議は、カーストに基づく差別は、南アジアを中心に、世界多数の国に存在しており、この差別の影響を受けている人はインドのダリットを含め世界で2億6千万人にのぼると指摘し、いまだ解決されていない重大な人権問題であると懸念しています。 決議は、とりわけ、これらコミュニティの女性に対する暴力を厳しく非難しています。決議は、EUの法律、政策、計画の中に「カースト差別との闘い」を主要課題として位置づけるよう促しています。その他、カーストに基づく差別撤廃のためにEU、EPおよび欧州委員会がとりくむべき課題を多数勧告しています。この決議採択には、IMADRも参加をしている国際ダリット連帯ネットワーク(IDSN)のEUにおける継続的なロビー活動も大きく貢献しています。
決議の原文(英語)は以下のIDSNのウェブサイトからご覧になれます:
https://idsn.org/news-resources/idsn-news/read/article/ep-the-eu-must-fight-caste-discrimination/128/