■人々の移動をめぐる包摂的で思いやりのあるアプローチを目指して (1月17日)
「私は、誰もが最善の医療を受けるに値するという強い信念を持っています。」とレベッカは言いました。レベッカは助産師で、2019年に就航したオーシャン・バイキング号(中央地中海上での難破船で遭難事故にあう移民の捜索と救助の任に就く船)の医療チームリーダーです。「問題があまりにも政治的になったことで、移動者は人として見られるのではなく、問題として見られるようになりました。移動者の人間性が否定され続けています。」
オーシャン・バイキング号は、海難救助を専門とするヨーロッパの人道支援団体SOS Méditerranéeによって管理されています。この団体は、地中海での難破という人道危機に対処するために、2015年に市民によって設立されました。
国連人権高等弁務官事務所によると、さまざまに複雑な問題により、ますます多くの移民や難民が故郷を離れざるを得なくなっています。移動者に対する人権侵害には、恣意的な拘束、拷問、適正手続きの欠如などの市民的および政治的権利の否定、仕事、医療、住宅、教育へのアクセスなどの経済的、社会的、文化的権利の否定が含まれます。 これらの侵害は、しばしば差別的な法律や偏見や外国人嫌悪の根深い態度によって引き起こされます。辛うじて他の国に到着しても、このような差別的な態度や扱いは同様に続きがちです。
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Championing a more inclusive, compassionate approach around migration
■コンゴ民主共和国東部の状況に関する国連人権理事会特別セッション (2月7日)
特別セッションで、人権高等弁務官は次のように述べました。「私は長年、コンゴ民主共和国の人権状況を注意深く追ってきましたが、非常に憂慮すべき状況です。私はこれまで、さまざまな立場からゴマを少なくとも5回訪れました。2024年4月に同国を訪問した際には、恐ろしい紛争の被害者たちに会いました。その中には性的暴力の被害に遭った女性たちもいました。私の事務所はかねてよりこの危機について警鐘を鳴らしてきましたが、暴力が再びエスカレートしているのを見て、私は深く憂慮しています。
今年に入ってから、ルワンダ国防軍の支援を受けた武装集団M23が、北キブ州と南キブ州で攻勢を強めています。現在、南キブ州では緊張が高まっています。何の対策も講じられなければ、コンゴ民主共和国東部の住民だけでなく、国境を越えて周辺諸国にも最悪の事態が訪れる可能性があります。
M23とその同盟勢力による攻撃が、人口密集地域で重火器を使用して行われ、コンゴ民主共和国軍とその同盟勢力との間で激しい戦闘が繰り広げられています。これは、人権と国際人道法の尊重という観点から深刻な懸念を招いています。私は、あらゆる侵害や虐待を非難します。
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HC Türk on DRC: “The risk of escalation throughout the sub-region has never been higher.”
翻訳・抄訳: 反差別国際運動(IMADR)