2024年5月13日から始まった女性差別撤廃委員会 88 会期が5月31日に閉会しました。この会期では、ブラジル、エストニア、クウェート、マレーシア、モンテネグロ、大韓民国、ルワンダ、シンガポールの審査が行われました。
会期のハイライトとして、意思決定プロセスにおける女性の平等で包摂的な代表に関する委員会の一般勧告草案 40が初めて読み上げられました。 また、5 月 28 日にはこの草案に関する説明会が行われ、多数の締約国が出席しました。さらに、2件の個人通報に対する最終決定が採択されました。
委員会はまた、ジェンダー・ステレオタイプ(固定観念)に関する新しい一般勧告の次のステップとして、2025年2月の90会期で半日の一般討論を開催することを決定しました。
88 会期中、委員会は2つの重要な決議を採択しました。1つ目は、ロシア連邦とウクライナの平和を求める決議です。2つ目は、ガンビアが女性性器切除(FGM)に関する刑法を改正し、禁止を解こうとしていることに関する決議で、女性と女児の権利と尊厳を著しく脅かすと警告しました。
アフガニスタンに関する委員会内のタスクフォースは、アフガニスタンの人権に関する特別報告者とバーチャル会議を行い、女性と女児の現在の、そしてますます憂慮すべき状況について話し合いました。
UN Web TVの録画はこちらから視聴可能です。総括所見などその他 88 会期に関する文書はこちら。
委員会の次回会期(89会期)は10月7日から25日に開催予定です。
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<抄訳:反差別国際運動>