2019年4月2日、国連人権理事会は「民主主義と人種主義は両立しない」というテーマのパネルディスカッションを開きました。今世界では、人種主義(レイシズム)の侵食がさらに進み、これまで築いてきた民主主義がさまざまな形で挑戦を受けています。世界共通のこの問題にどう立ち向かうのかを議論するパネルで、国連協議資格をもつNGOとしてIMADRは意見を表明しました。
人種主義は、移民、先住民族、民族的あるいは宗教的マイノリティ集団など、社会ですでに周縁化されている人びとを標的にしながら、さらにその影響力を広げようとしています。声明で、IMADRは、政治的空間におけるヘイトスピーチの問題をとりあげ、選挙活動の名のもとに立候補者がヘイトスピーチを流したり、言論の自由を盾に一部政治家が人種差別を煽るような発言を繰り返している問題に注意を喚起し、国連においてこの問題を議論してガイドライン作成を目指すべきであると促しました。IMADRの口頭声明(英語)についてはここを→ Oral Statement_HRC_ democracy and racism
国連人権理事会の関連サイト
https://www.ohchr.org/EN/HRBodies/HRC/Pages/IntersessionalIncompatibilityDemocracyRacism.aspx
**写真は本文とは関係はありません。