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IMADR学習会「同和教育の実践から学ぶ - 日本の人権教育の原点 -」

知ろう、学ぼう、同和教育! 
 日本の人権教育の原点となった同和教育について、長年、実践的研究・開発に取り組んできた森実さんにお話をしていただきます。同和教育について学び、国際的な人権教育との接点を整理することは、日本で人権教育を発展させるうえで不可欠です。一緒に考えてみませんか? 

【日時】 2025年12月17日(水)18:30 ~ 20:00
【会場】 HRCビル10階小会議室 
     (大阪市港区波除4-1-37/JR環状線・地下鉄中央線「弁天町」徒歩8分)
     ◉オンライン参加あり!
【講師】 森 実さん(大阪教育大学名誉教授)
【参加費】無料
【申し込み】こちらのフォームから。
      (締め切り:12月16日)

 戦後まもなく始まった同和教育は、1965年に「差別の現実から深く学ぶ」というスローガンを産み出し、同年の同和対策審議会答申をきっかけに広がります。部落差別(同和問題)に取り組むための政策提言である答申は、4年後の同和対策事業特別措置法制定へとつながり、教育も含めた具体的な同和対策事業として展開されるようになりました。偶然にも、1965年は人種撤廃条約が国連で採択された年であり、条約には差別撤廃のための特別措置や教育の重要性も明示されています。
 差別の現実から始まった同和教育は、部落の子どもたちの教育の権利の実現のみならず、反差別をめざす人権教育として発展し、さまざまな成果をもたらしました。
 同和教育はどのように実施され、学校、地域にどのような影響をもたらしてきたのでしょう? 差別が蔓延する今の時代、同和教育から私たちは何を学ぶことができるでしょうか? そんなことを考えてみる学習会です。奮ってご参加ください。

●講師紹介
森実:1984年から2021年まで大阪教育大学に勤務。1970年代から同和教育について学び、1980年代には『全同教30年史』の編纂にも関わる。識字運動や学校における組織的取りくみをアクションリサーチにより研究。同和教育の実践に数多く触れながら、人権教育の理論形成に努めている。

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