2019.12.4

第 12 回国連マイノリティ・フォーラム開催される

2019年11月28・29日、ジュネーブの国連欧州本部にて、第12回国連マイノリティ・フォーラムが開催されました。今年のテーマである「マイノリティの教育、言語および人権」を中心に、国連加盟国、国際諸機関、教育関係機関そして世界の市民社会組織の代表 600 人が集まりました。IMADR 理事のアナスタシア・クリックリー(元 人種差別撤廃委員会議長)が今年のフォーラムの共同議長を務めました。

マイノリティの言語の権利は人権であり、尊重されなくてはならないという基本原則をもとに、世界の現状について報告が行われ、具体的な行動が提案されました。とりわけ、マイノリティ集団における子どもと女性が教育へのアクセスから最も遠く置かれている問題に大きな関心が集まりました。

マイノリティの文化や言語の多様性の保護と尊重は、その国や地域の多様性、さらには世界の多様性を保持するうえで重要なことが確認されました。また、マイノリティの言語教育のコストを惜しんで削減すると、いずれ大きな社会的コストを支払う結果になることも確認されました。

このフォーラムはヨーロッパ、アフリカ・中東、 アジア太平洋の地域フォーラムを経て開催されました。(アジア太平洋地域フォーラムのニュース参照→ https://imadr.net/minorityforum-asiapacific-language/

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