2014年人種差別撤廃委員会による日本審査の記録本です。審査会場でのNGOの取り組み、2日間に及ぶ委員会と日本政府のやりとり、審査に関わった人種差別撤廃NGOネットワークのメンバーによる勧告の読み解きと提言などが満載。さらに、元CERD委員のソーンベリー教授による特別寄稿が続きます。国連は日本のレイシズムをどう見ているのか、必見の一冊です!ご注文はこちらのページからどうぞ!
目次
■審査に向けて 日本政府報告書/NGO報告書
1 人種差別撤廃条約第7・第8・第9回日本政府報告
2 人種差別撤廃NGOネットワーク提出のNGOレポート
3 第7・第8・第9回日本政府報告に関する人種差別撤廃委員会テーマリスト
■審査会場にて ジュネーブでの4日間
4 第85会期人種差別撤廃委員会関連 審査の日程とERDネットのプログラム
5 NGOブリーフィング
・人種差別撤廃委員会日本審査NGO・非政府系組織関係参加者リスト
6 人種差別撤廃委員会日本政府報告審査審議録
・人種差別撤廃委員会委員プロフィール
・日本政府代表団リスト
・審査に関する各紙のニュース報道
■審査の結果 総括所見が示すこと
7 第7・第8・第9回日本政府報告に関する総括所見
8 総括所見を読む
・総括所見が示す日本政府の姿勢 ( 小森恵)
・国連人種差別撤廃委員会のヘイト・スピーチに関する勧告の内容と意義
(師岡康子)
・日本政府の朝鮮学校「無償化」除外、地方自治体の補助金停止は「人種差別」
(金優綺)
・移住者に関する勧告を読み解く(藤本伸樹)
・部落問題を条約の対象にしない政府見解の間違い(和田献一)
・人種差別撤廃委員会日本の定期報告に関する審査に参加して(阿部ユポ)
・ムスリムに対する監視・プロファイリング活動(金昌浩)
9 日本における人種差別問題 今すべきこと
・日本の外国人学校をめぐる問題状況(田中宏)
・先住民族(上村英明)
・多民族・多文化共生社会実現のための国際基準(大曲由起子)
・-最後の砦か、最初の基準か-「包括的差別禁止法」の実現に向けて(佐藤信行)
10.特別寄稿 総括所見に関するコメント(パトリック・ソーンベリー)
■資料編
人種差別撤廃委員会一般的勧告35 人種主義的ヘイト・スピーチと闘う
あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約
編集・発行: 反差別国際運動日本委員会
発売: 解放出版社発行 定価:2,000円