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米移民政策の「抜本的な見直し」を促すー 国連人権高等弁務官
ワールドカップを控え、ヴォルカー・ターク国連人権高等弁務官は米国の移民・治安政策について「抜本的な見直し」を求める一方で、人種的プロファイリング、監視、過度な取り締まりが、すでに各チームや関係者、サポーターに影響を及ぼしていると警告しました。
国連人権高等弁務官は6月10日、記者団に対し、こうした問題が解決されなければ、11日に米国、カナダ、メキシコで開幕する大会に影を落とす恐れがあると述べました。
「本来、大規模なスポーツイベントは、世界が団結と平和の中で一つになる場です」と彼は述べました。
大会は「尊厳と安全」が確保されなければならない
「古代ギリシャの伝統では、これによってあらゆる種類の休戦がもたらされるべきとされていました。明らかに、ワールドカップは、出場するチームだけでなく、サポーター、社会全体、さらに世界全体のために、尊厳と安全が確保された環境を提供すべきです。」
米国への入国に関連して報告された出来事の一つとして、イラン代表チームはトレーニングキャンプをアリゾナ州からメキシコに移し、一部のイラン人関係者はビザの発給を拒否されました。
FIFA公認のソマリア人審判員は、「身元調査上の懸念」を理由に入国を拒否され、引き返すことになりました。また、米国の空港の滑走路で、セネガル人選手が警備員に身体検査を受けている画像が拡散されています。
ファンも影響を受けています。モロッコやスコットランドなどから来たサポーターから、高額な旅行手配を済ませていたにもかかわらず、出発直前にビザの発給を拒否されたり、取り消されたという報告が寄せられています。
より広範な懸念
トゥルク高等弁務官は、こうした事例が、入国管理措置の適用における広範な懸念を浮き彫りにしていると警告しました。高等弁務官は、特に人々が結集する世界的なイベントにおいては、人権と尊厳を尊重する政策を求めています。
高等弁務官は、主要なスポーツイベントは、選手、ファン、関係者のすべてにとって安全で包摂的な環境を提供すべきであると強調し、ワールドカップは団結を促進する機会であると述べました。そして、この大会のグローバルな性質が、開催国に国際基準を遵守する責任を課していることを指摘しました。
尊厳を踏みにじる行為を終わらせよう
こうした懸念は、主要なスポーツイベントに関連する人権問題や開催国の責任について、より広範な検証が行われている中で浮上しています。
「他者の尊厳を踏みにじること、移民、難民、そして庇護希望者の尊厳を踏みにじる行為を終わらせましょう」と、ターク高等弁務官は続けました。
「分断を招き、対立を煽るような言説は誰の利益にもなりません。」
*原文はこちら
“UN rights chief urges ‘massive rethink’ of US immigration policies ahead of World Cup”(6月10日)
翻訳:IMADR