2023.12.15

【要約報告】人種差別撤廃委員会 第111会期

人種差別撤廃委員会(CERD)は2023年11月20日から12月8日まで、その第111会期で、ボリビア、ブルガリア、ドイツ、モロッコ、南アフリカ、ベトナムの審査を行った。これらの国に対する委員会の総括所見その他の情報は111会期のWebページで閲覧可能。

委員会は同会期中、スイスの条約違反を訴えて提出された個人通報案件の審査も行った。この通報の申し立て者は、キプロスからドイツへの旅程において、コロナ対策によりスイス入国が拒否されたことを訴えたが、6ヶ月という通報期限を過ぎていたため、委員会は通報を却下した。

委員会はまた、アゼルバイジャン、スロヴァキア、アメリカにより提出されたフォローアップ報告書の検討も行った。早期警戒・緊急措置手続きの下でも複数の案件が審査され、当該締約国への書簡送付が検討されている。

さらに同会期中、委員会は移住労働者権利委員会と共同で、移民に対するゼノフォビアと人種差別に取り組むべき国家の義務と、それが移民に及ぼすインパクトに関する共同一般的勧告作成の第一歩として、共同公開会議を開催した。また締約国との会議も開催され、36の代表者が参加した。

委員会の次回会期の開催は、2024年4月8日から29日までで、アルバニア、モーリシャス、メキシコ、カタール、モルドヴァ、サンマリノの審査が予定されている。

Archive