3月8日国際女性デーの今日、マイノリティ女性フォーラムが正式に発足しました。日本におけるマイノリティあるいは先住民族のコミュニティである、部落、在日コリアンそしてアイヌ女性たちは、女性を理由にした差別とマイノリティコミュニティに対する差別がもたらす複合差別という共通の問題でつながり、女性差別撤廃条約という共通の手段を使って、それぞれの実態について国内・国際レベルで可視化する努力を重ねてきました。
とくに、2016年の女性差別撤廃委員会による日本審査では、そうしたマイノリティ女性の直面する課題について委員会は懸念を表し、日本政府に対して是正を促す勧告を多数だしました。
実態の可視化とともに求められるのはアクションです。これまでとってきた共同アクションの経験を将来のアクションにつなげることを目指し、マイノリティ女性フォーラムは発足しました。
名称:マイノリティ女性フォーラム
構成団体:
部落解放同盟中央女性運動部
札幌アイヌ協会
アプロ・未来を創造する在日コリアン女性ネットワーク
反差別国際運動
設立:2017年3月8日
目的:
マイノリティ女性の可視化と認知
マイノリティ女性が直面する差別の撤廃と権利の促進
マイノリティ女性間の連帯とシスターフッドの育成
活動:
一、マイノリティ女性フォーラムの開催
一、国連人権システム、とくに女性差別撤廃委員会の活用
一、国連勧告の実施のための政府交渉
一、マイノリティ女性コミュニティ相互の情報交換