第2次世界大戦下のナチス・ドイツによる「ホロコースト」では、ユダヤ人だけではなく、スィンティやロマと呼ばれている人びとも、アウシュヴィッツをはじめとした強制収容所で虐殺されました。その数は50万人以上です。本書はポーランドのアウシュヴィッツ国立博物館で常設展示されている「ナチス体制下におけるスィンティとロマの大量虐殺」の展示物の日本語版カタログとして刊行した書です。
価格:4,000 円
反差別国際運動をはじめ、長年人権活動に取り組んできた国際政治学者・武者小路公秀が活動を支える自らの学問・思想的背景、 そして部落解放運動との出会いを語る回想記です。同時に、自らの過去を振り返りつつ、あるべき未来像を力強く語りかける内容となっています。
価格:2,000 円
マヤ先住民族への虐殺を生んだグァテマラの内戦が1996年に終結し、自治と自決を求めるマヤ先住民族の闘いが繰り広げられました。差別と抑圧に抗し、共同体としての「エンパワメント」をめざすマヤの若者たちと「ともにつくる」プロジェクトとは何かを問います。本書には、世界の先住民族にとって共通課題である、自治と自決、開発、教育、女性への複合差別についての資料や論考を掲載しています。
価格:2,300 円