IMADR通信 No.220

特集:カーストについて話そう~ジェンダーそして職業

〈ジェンダー〉ダリット女性とグローバル・アクション

2024年9月18日、国連人権理事会第67会期におけるIDSN(国際ダリット連帯ネットワーク)主催のサイドイベント**で、4人のダリット女性人権活動家たちは、人権侵害の根本原因となっているカースト差別に対して、グローバルアクションを呼びかけた。

開会にあたり、国連マイノリティ問題特別報告者のニコラス・ルブラ教授は、国連が世界的な人権課題の一環としてカースト差別に対処するべきだと述べた。そして、「カーストに基づく差別は、数億人もの人々に影響を及ぼし、貧困やジェンダーなど他の要因と交差して、深刻な結果をもたらしている。カースト問題に取り組むには、法律制定だけでは不十分である。私たちはダリットと直接協力し、人権が正当に主張されるようにしなければならない」と強調した。サイドイベントでパネルに立ったダリット女性たちの発言を以下、要約報告する。

【脚注】**サイドイベントはIDSN、IMADR、ヒューマン・ライツ・ウォッチ、マイノリティ・ライツ・グループ、フォーラム・アジア、世界基督教協議会、ルーテル世界連盟が共同で主催した。

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IMADR通信220号 INDEX 特集:カーストについて話そう~ジェンダーそして職業

  • 〈ジェンダー〉ダリット女性とグローバル・アクション
  • 〈職業〉ハイドとハードシップ
  • 報告:CEDAW審査で問われたこと
  • 米雑誌が報じた水平社と部落民
  • Amazing! 邂逅の博物館
  • 報告 第33回ヒューマンライツセミナー
  • 交差性とフェミニズム
  • ジュネーブ便り: 国連人権理事会選挙
  • 本の紹介:「帰れ」ではなく「ともに」~川崎「祖国帰れは差別」裁判とわたしたち
  • IMADRからのお知らせ

発行:2024年11月22日