配信日:2013年1月31日
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ロマの青年が殺人事件に関与したことを利用して、ハンガリーの与党フィデスの創設者でありジャーナリストのバイエル氏が、ネット新聞で「ロマは動物だ。耐えられない存在だ。解決しなくてはならない」など、侮蔑的な言葉でロマへの憎悪を煽った。これに対し、ドイツ・スィンティロマ中央委員会のロマニ・ロゼ議長は、バイエル氏の政党の党首でハンガリー首相であるオーバン氏に抗議の手紙を書き、バイエル氏の党籍剥奪とその発言は党の発言ではないことを明確に示すよう求めた。
IMADR-JCと人種差別撤廃NGOネットワークは日本おけるヘイトスピーチの問題が拡大していることを懸念して、東京と大阪で集会を開催した。集会の終わりには、ヘイトスピーチに対処するよう、国会議員、政党、政府、司法および地方公共団体向けた勧告と、国連人種差別撤廃委員会と人権高等弁務官事務所に向けた勧告を含む、集会アピールを採択した。
集会のアピール(日本語)はこちらからご覧いただけます。
インドのマタマ(一部地域におけるヒンドゥーの慣わしで、女児を寺院に捧げ、宗教儀式のときに踊るなどの仕事をさせる。その裏で周辺地域の男性の性奴隷とされている)の解放運動のリーダー、デヴィが1月13日になくなった。タミールナドゥ・ダリット女性運動のブルナド・ファティマが彼女の闘志を讃える。
2012年10月にインドのハイデルバードで開かれたCOP11で、IMADRはインドのダリット運動体と協力してNGOのワークショップを開いた。沖縄の米軍基地が生態系と住民の安全を脅かしていることについて、日米両国政府に向けた要請文を出すことが採択された。武者小路公秀IMADR―JC理事長による報告。
英語書籍 Peoples for Human Rights の新刊が発行される。(英語)
”Contemporary Forms of Racial Discrimination – Reflections of Our Times”(私たちの時代を反映する現代的形態の人種差別)が1月末に出版されました。ラテンアメリカ、ドイツ、アイルランド、スリランカ、日本のIMADR理事およびパートナーがそれぞれの地域における人種差別の問題を考察した1冊です。
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