国連人権理事会が議論―女性と少女に対する交差的差別
9月、人権理事会は人種差別が女性と少女に及ぼす影響に関してパネルディスカッションを行いました。IMADRはダリットと部落を含むマイノリティ女性および先住民族女性に関するデータが、どの国においても欠如していることを指摘し、複合的で交差する差別に対処するために細分化されたデータの必要性を強調しました。
スリランカ政府 CERDへのフォローアップ情報提出せず
スリランカ政府は、前回の同国審査により出された勧告のなかで求められていた、国内人権機関、国内避難民、戦災地域のマイノリティ女性の状況に関するフォローアップ情報を提出しませんでした。政府情報が不在のなかIMADRはNGO情報としてフォローアップ情報を出しました。
UPR日本審査は人種差別の問題をとりあげるべき
10月12日、IMADRはUPRプレセッションに集まる各国政府代表の前で日本の人種差別の問題について注意喚起をしました。今年11月に行われる日本審査において、人種差別の問題に関して具体的な勧告を出すよう各国政府に求めました。また、人権理事国である日本は国内の人権状況を改善する諸措置をとるだけの十分な許容力があることを指摘しました。
CERD第94会期11月末から始まる
11月28日から始まる第94会期で、CERD(人種差別撤廃委員会)はアルジェリア、オーストラリア、ベラルーシ、ヨルダン、セルビアそしてスロヴァキアの報告書の審査を行います。11月29日には「今日の人種差別」と題したテーマ別討論も開催します。