IMADR通信 No.215を発行しました。
No.215の特集は「関東大震災と朝鮮人・中国人虐殺〜100年を経て」
大震災の混乱のなか、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などの流言が飛びかい、数千人に及ぶ朝鮮人、中国人、そう「見なされた」被差別部落民を含む日本人が関東一円で殺された。日本はこの歴史に向き会ってきたのか?世代を越えて伝えてきたのか?否である。今も地震の後に同類のフェイクニュースが流されている。ヘイトスピーチがヘイトクライムへと形を変えている。100年を機に今考える。
(特集イントロより)
*掲載記事は一部をのぞき、発行から1ヶ月後にHP上でも公開いたします
Contents
●特集:関東大震災と朝鮮人・中国人虐殺〜100年を経て
「私たちは何をなすべきか」丹羽雅雄(弁護士、外国人人権法連絡会共同代表)
「75年の記憶—ロマと非ロマの若者 忘却に抗う」
「歴史を引き受ける若者たち」ほうせんか100周年追悼式実行委員会「百年(ペンニョン)」メンバーへのインタビュー(「百年」HP)
●「良心の場所—記憶、真実そして正義」
●報告 第35回総会・記念講演
●連載:「抗するを考える②」親川裕子(非常勤講師、IMADR特別研究員)
●「被爆二世運動の現状と課題」崎山昇(全国被爆二世団体連絡協議会会長、被爆二世集団訴訟原告団長)
●ジュネーブ便り:「人種差別撤廃委員会第109会期から」白根大輔(国際人権シニアアドバイザー)
●本の紹介:金子マーティン編訳『ロマ民族の口述伝承—童話・笑話・怪談・猥談・物語』大賀喜子(語り部集団・なにわ語り部の会会員)