反差別国際運動は第30回総会(6月6日)で「差別と闘う30年・これまで・そして・これから」と題する記念冊子を発行しました。30年の節目におけるIMADR理事(国際理事を中心に)からのメッセージも記念冊子に含まれています。その一部をご紹介します。
未来の世代によりよい世界を残すために、私たちはすべての運動団体と 結束しながら、これらの課題に取り組んでいきます。
ニマルカ・フェルナンド(スリランカ)
水平社宣言の「ヒトの世の熱」「人間の光」と日本国憲法9条の「平和に生存する世界諸国民の権利」を結合させた闘いを。
武者小路公秀
先達の想いを引き継ぎ、「世界の水平運動」をさらに広げよう。
組坂繁之
IMADRのビジョンを活
性化させ、人種主義、差別、
偏見との闘いのために革新的な戦略を模索していこう。
マイケル・シャープ(米国)
IMADRが築いてきた地球規模の連帯をさらに強化させ、あらゆる形態の差別に終止符を打ちましょう。
ドゥルガ・ソブ(ネパール)
IMADRの今後の課題は、脆弱な状況に置かれている集団および 社会の周縁に追いやられている人びとの人権侵害に立ち向かう民衆の運動に参加していくことです。 ブルナド・ファティマ(インド)
人権の剥奪のために苦しみ続けている人びとが世界にこれほどたくさん存在する現状を前に、 やるべきことがたくさん残っていることを認めないわけにはいきません。
マリオ・ホルヘ・ユーティス(アルゼンチン)
マイノリティの可視化のため、メディアにアクセスできるNGOと協力しながら、コミュニティの訓練、優秀な当事者出身のジャーナリストの養成を考えてもよいのでは。 ヘレン・ザックスタイン(フランス)
世界人民は永続的集団であり、コミットメントの淵源です。国家主義的隔絶と社会的排除の時代にあって、マイノリティの状況は本質的に危うくなっています。何よりも、人びとこそが重要です。People Matter
テオ・ファン・ボーベン(オランダ)