〈ジェンダー〉ダリット女性とグローバル・アクション
2024年9月18日、国連人権理事会第67会期におけるIDSN(国際ダリット連帯ネットワーク)主催のサイドイベント**で、4人のダリット女性人権活動家たちは、人権侵害の根本原因となっているカースト差別に対して、グローバルアクションを呼びかけた。
開会にあたり、国連マイノリティ問題特別報告者のニコラス・ルブラ教授は、国連が世界的な人権課題の一環としてカースト差別に対処するべきだと述べた。そして、「カーストに基づく差別は、数億人もの人々に影響を及ぼし、貧困やジェンダーなど他の要因と交差して、深刻な結果をもたらしている。カースト問題に取り組むには、法律制定だけでは不十分である。私たちはダリットと直接協力し、人権が正当に主張されるようにしなければならない」と強調した。サイドイベントでパネルに立ったダリット女性たちの発言を以下、要約報告する。
【脚注】**サイドイベントはIDSN、IMADR、ヒューマン・ライツ・ウォッチ、マイノリティ・ライツ・グループ、フォーラム・アジア、世界基督教協議会、ルーテル世界連盟が共同で主催した。
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