2013.08.15

ナチスによるホロコーストを決して忘れない・ナチスを肯定したり模倣するような発言・行為は決して許さない!<ドイツ・スィンティ・ロマからのメッセージ>(8・2追悼集会報告)

第2次世界大戦中、ヨーロッパを占領下においたドイツナチスは、ユダヤ人とは別に、多数のスィンティとロマを迫害、虐殺しました。その犠牲者は50万人以上にのぼると言われています。中でも、1944年8月2日、ナチスがアウシュヴィッツ・ビルケナウに建てた「ジプシー収容所」に残されていた2,897人のスィンティとロマは、全員が一夜にしてガス室で抹殺されました。

さる8月2日、IMADR日本委員会は「世界人権宣言の実現を求める広島県実行委員会」との共催で、ロマのホロコースト犠牲者を追悼する集会を広島で開催しました。この日、IMADRのパートナー団体であるドイツ・スィンティ・ロマ中央委員会は、アウシュヴィッツの虐殺現場で、ポーランド政府およびヨーロッパのロマの諸団体とともに、ロマ犠牲者を追悼する恒例の集会を開催しました。

広島での追悼集会に、ドイツ・スィンティ・ロマ中央委員会よりメッセージが寄せられました。全文は以下からご覧になれます。

アウシュヴィッツからのメッセージ

8月2日は奇しくも「ナチス賛美ともいえる麻生発言」により、世界から批判の目が日本に 向けられました。アウシュヴィッツを引き起こしたナチス体制の再現は世界のどの地域であろうとも決して許されるものではありません。

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