E-CONNECT No.8

配信日:2011年7月7日
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特集:カーストの壁を破れ

2011年6月24日・25日にジュネーブにおいて「職業と世系に基づく差別」撤廃に関する戦略会議が開催されました。インド、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、日本のマイノリティ団体をはじめ、IMADRなどの国際NGOが参加しました。2001年のダーバン会議からの10年を振り返り、2011年から2020年をさらに具体的な成果を勝ち取る10年として位置づけて様々な活動に取り組むことが確認されました。

世界のIMADR:福島差別を許さないアピール採択される

6月9日に正式発足をした「差別禁止法の制定を求める市民活動委員会」の設立会議において、生起しつつある「福島原発周辺住民および福島県民に対する差別、偏見」について懸念を示し、ノーを表明するアピールが採択されました。

IMADRとその課題:米国務省 世界における人身売買の年次報告を発表

アメリカ国務省はこのほど今年度の世界人身売買年次報告を発表しました。
その中で、日本は人身売買をなくすための最低限の取り組み要件を満たしていないとして、厳しい評価を受けています。

IMADRと国連:

人種差別特別報告者、ロマ排斥と「職業と世系に基づく差別」に焦点

この数年欧州において急速に悪化しているロマ排斥・差別と、世界2億6千万人に影響を及ぼしている「職業と世系に基づく差別」の問題を主眼にした年次報告が、6月の人権理事会に提出されました。

関連出版物:「スリランカ 人権と平和のための闘い」

英文書籍シリーズPeoples for Human Rights のVol.11です。
内戦終結の数か月前の2009年2月に出された書籍。内戦による人権侵害と大量にうみだされた避難民が置かれている厳しい状況および人道の危機に関する活動家や専門家の報告です。
終結から2年たった今も、これら問題の根本的な解決への道は何も見えていません。
※英語と日本語の書籍があります。